【2026/1/13】米国CPI完全予測|市場予想とFOMCへの影響・ドル円シナリオ徹底解説

2026年、金融市場の方向性を決定づける最初のビッグイベントがやってきます。
今週1月13日(火)日本時間22:30に発表される、米国12月消費者物価指数(CPI)。
先日の雇用統計では労働市場の緩やかな軟化が示唆されましたが、FRB(連邦準備制度理事会)が最も警戒しているのは「インフレの再燃」です。
「利下げはいつ始まるのか?」「それとも、まさかの利上げリスクが残っているのか?」
市場参加者の疑心暗鬼が渦巻く中、今回のCPI結果は1月27-28日のFOMC(連邦公開市場委員会)の判断を左右する決定打となります。
本記事では、金融のプロフェッショナルな視点から、今回のCPIの注目ポイント、想定される市場の反応シナリオ、そして個人投資家がとるべき具体的なトレード戦略までを、どのメディアよりも詳しく、かつ分かりやすく解説します。
本記事のPoint!
- 1月13日発表CPIの市場コンセンサスと「本当の」注目点
- 数値結果に応じたドル円・米国株の3つの変動シナリオ
- ボラティリティ拡大時に利益を狙うための具体的な投資手法
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- 1. 【2026年1月】米国CPIの発表概要と市場コンセンサス
- 2. 現在の市場は「1月FOMC」をどう見ているか?
- 2.1.1. グラフ読み解き方
- 2.1. 【CPIとの関連】
- 3. 今回のCPIで見逃せない「3つの焦点」
- 3.1. 1. 「スーパーコア」とサービス価格の粘着性
- 3.2. 2. 住宅関連指標(シェルター)の遅行性
- 3.3. 3. スタグフレーション・リスクの初期兆候
- 3.4. ⚡️ CPI発表時の「乱高下」|チャンスに変える準備とは?
- 4. 【シナリオ別】ドル円・米国株の値動き予測
- 4.1. シナリオA:予想上振れ(強いインフレ)
- 4.1.1. シナリオA|予想上振れ
- 4.2. シナリオB:予想通り 〜 わずかな下振れ(理想的)
- 4.2.1. シナリオB|予想通り
- 4.3. シナリオC:大幅な下振れ(デフレ懸念・景気後退)
- 4.3.1. シナリオC|大幅な下振れ
- 5. 個人投資家がとるべき具体的な戦略
- 5.1. 1. 発表直前のポジション調整(ノーポジ推奨)
- 5.2. 2. 「初動」には飛び乗らない
- 5.3. 3. 株式投資家の長期目線
- 5.3.1. 相場の「波」を読み解く力を身につける
- 6. 【Check Point!】2026年の相場は1月のCPIで決まる
- 6.1.1. 出典・参考文献(References)
【2026年1月】米国CPIの発表概要と市場コンセンサス
まずは、今回の発表における基本的な数値目標と市場のコンセンサス(予想)を整理します。トレーディングにおいて重要なのは「数値そのもの」ではなく、「予想との乖離(サプライズ)」です。
| 項目 | 前回結果(11月分) | 市場予想(今回) |
|---|---|---|
| 総合CPI(前年同月比) | +2.7% | +2.7% 〜 +2.8% |
| 総合CPI(前月比) | +0.1% | +0.2% |
| コアCPI(前年同月比) | +4.0% | +3.9% 〜 +4.0% |
市場のメインシナリオは「インフレは横ばい、もしくは極めて緩やかな低下」です。
しかし、ここ数ヶ月のデータを見ると、エネルギー価格の変動を除いた「コアCPI」の低下スピードが明らかに鈍化しています。これがFRBを悩ませている元凶であり、今回の最大の焦点となります。
現在の市場は「1月FOMC」をどう見ているか?
今回のCPIがなぜ重要なのか。それは、直後に控える1月27-28日のFOMC(連邦公開市場委員会)での政策決定に直結するからです。
以下のグラフは、市場参加者が予測する「2026年1月29日時点の目標金利」の確率分布です。
| 目標金利 | 現在 | 前日 | 前週 |
|---|---|---|---|
| 3.25 - 3.50 | 4.6% | 13.8% | 18.6% |
| 3.50 - 3.75 | 95.4% | 86.2% | 81.4% |
出典:investing.com作成(2026/01/29時点の予想)
グラフ読み解き方
- 現状(一番下の行):「3.50 - 3.75%」の確率が 95.4% と圧倒的多数を占めています。これは、市場が1月のFOMCでは「大幅な利下げは行われない(現状維持、または微調整)」と強く確信していることを示しています。
- 変化の推移:「前日(86.2%)」「前週(81.4%)」と比較すると、3.50-3.75%の確率が直近で上昇していることがわかります。つまり、ここ数日で早期の利下げ期待が後退したことを意味します。
【CPIとの関連】
もし今回のCPIが市場予想を上回る「強い数字」となった場合、この「3.50-3.75%」の確率はさらに100%に近づき、タカ派的な(利下げに慎重な)見方が強まるでしょう。
逆に、CPIが予想を大きく下回れば、青いバー(3.25-3.50%への利下げ期待)が再び増加し、市場は「利下げ」を織り込みに行く展開となります。
今回のCPIで見逃せない「3つの焦点」
単にヘッドラインの数字を見るだけでは、相場の本質を見誤ります。機関投資家やAIアルゴリズムが瞬時に反応するのは、以下の3つの詳細データです。
1. 「スーパーコア」とサービス価格の粘着性
FRBのパウエル議長が繰り返し言及しているのが、住宅費を除くサービス価格、通称「スーパーコア」の動向です。
財(モノ)の価格はサプライチェーンの正常化により落ち着きを取り戻していますが、人件費の高騰が直結するサービス価格(外食、医療、輸送など)は依然として高止まりしています。
この数値が前月比で +0.3%〜+0.4% を超えるような強い伸びを示した場合、市場は「インフレは終わっていない」と判断し、ドル買い・株売りで激しく反応するでしょう。
2. 住宅関連指標(シェルター)の遅行性
CPI構成比の約3分の1を占める「住居費(シェルターコスト)」は、実際の市場家賃よりも半年〜1年遅れて反映される傾向があります。
市場家賃データはすでに下落傾向にありますが、これが公式のCPIデータにいつ反映されるのか、市場はずっと待ちわびています。今回、住居費に明確な減速(前月比+0.3%以下など)が見られれば、将来的なインフレ鎮静化への確信が強まり、株式市場にとっては強力な好材料(ゴルディロックス相場の復活)となります。
3. スタグフレーション・リスクの初期兆候
最も恐れるべきシナリオは、先日の雇用関連指標で「景気の陰り」が見え始めているにもかかわらず、今回のCPIで「インフレの高止まり」が確認されることです。
いわゆるスタグフレーション(不況下の物価高)の入り口です。
この場合、FRBは「景気を救うために利下げしたいが、インフレ抑制のために利下げできない」というジレンマに陥ります。結果として、長期金利の上昇と株価の急落が同時に起こる「逆資産効果」が発生するリスクがあるため、株式トレーダーは特に警戒が必要です。
⚡️ CPI発表時の「乱高下」|チャンスに変える準備とは?
米国CPI発表直後の数分間は、ドル円が1円〜2円幅で乱高下することも珍しくありません。
このような相場で利益を出すために不可欠なのが、「約定力の高さ(スリッページが起きない)」と「リアルタイムのニュース速報」です。
プロのトレーダーが愛用している口座やツールを持っておくことが、生き残るための最低条件です。
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※経済指標発表時はスプレッドが広がりやすいため、事前の資金管理には十分ご注意ください。
【シナリオ別】ドル円・米国株の値動き予測
発表された数値が予想に対してどうだったかによって、市場の反応は180度変わります。あらかじめ3つのシナリオを頭に入れておくことで、パニックにならず冷静なエントリーが可能になります。
シナリオA:予想上振れ(強いインフレ)
シナリオA|予想上振れ
- 条件:総合CPI +2.9%以上、コアCPIが高止まり
- 市場心理:「利下げ遠のく」「FRBはタカ派維持」
- 為替(USD/JPY):金利上昇に伴い急騰(ドル高円安)。直近高値をブレイクする勢い。
- 株価(NYダウ/ナスダック):金利高を嫌気して急落。特にハイテク株(グロース株)への売りが強まる。
シナリオB:予想通り 〜 わずかな下振れ(理想的)
シナリオB|予想通り
- 条件:総合CPI +2.6%〜2.7%、コアCPIが順調に鈍化
- 市場心理:「インフレはコントロールされている」「軟着陸(ソフトランディング)期待」
- 為替(USD/JPY):材料出尽くし感、あるいは緩やかなドル売り。レンジ内での推移。
- 株価(NYダウ/ナスダック):安心感からじり高。押し目買いの好機。
シナリオC:大幅な下振れ(デフレ懸念・景気後退)
シナリオC|大幅な下振れ
- 条件:総合CPI +2.4%以下、サービス価格が急落
- 市場心理:「需要が冷え込んでいる?」「リセッション(景気後退)の足音が近い」
- 為替(USD/JPY):早期利下げ観測が一気に強まり急落(ドル安円高)。
- 株価(NYダウ/ナスダック):最初は「金利低下」を好感して上昇するが、その後「景気悪化」を懸念して売られる乱高下展開(「悪いニュースは良いニュース」かどうかの見極めが必要)。
個人投資家がとるべき具体的な戦略
1. 発表直前のポジション調整(ノーポジ推奨)
発表の瞬間の値動きは「ギャンブル」に近くなります。スプレッドも拡大するため、発表15分前までには既存の短期ポジションを決済(スクエアに)しておくのが賢明です。
2. 「初動」には飛び乗らない
CPI発表時によくあるのが、「行って来い(全戻し)」の動きです。例えば、発表直後にドル円が急騰しても、1分後には発表前の水準より下落していることが多々あります。
最初の5分足が確定するのを待ち、方向感が定まってからの順張りエントリーでも遅くはありません。
3. 株式投資家の長期目線
新NISAなどで長期投資をしている場合、CPIによる短期的な下落は絶好の「押し目買い」チャンスとなる可能性があります。特にシナリオA(強いインフレ)で株価が下がった場合でも、企業の業績自体が悪化していなければ、冷静な拾い場となるでしょう。
相場の「波」を読み解く力を身につける
CPIのような重要指標発表時こそ、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の融合が試されます。
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【Check Point!】2026年の相場は1月のCPIで決まる
今週1月13日の米国CPIは、単なる毎月の指標発表以上の意味を持ちます。2026年前半のFRBのスタンス、ひいては世界中のマネーの流れを決定づける分岐点となるでしょう。
最大の注目点は、数値の強弱以上に「サービス価格の粘着性が解消されているか」です。
相場が大きく動く時は、大きな利益を得るチャンスであると同時に、資産を失うリスクも最大化します。必ずストップロス(損切り注文)を設定し、資金管理を徹底した上で、このビッグイベントに臨んでください。
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出典・参考文献(References)
本記事の執筆にあたり、以下の公的機関および信頼できる情報源を参照しています。
- U.S. Bureau of Labor Statistics (BLS) - Consumer Price Index
米国労働省労働統計局によるCPI公式発表ページ。 - Board of Governors of the Federal Reserve System
米国連邦準備制度理事会(FRB)公式サイト。金融政策レポート等。 - 日本銀行(Bank of Japan)
為替介入や金融政策決定会合に関連する情報。 - Bloomberg Japan
市場コンセンサスおよび経済ニュース速報。 - Reuters Japan
国際金融市場の動向およびアナリスト予想。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資行動を勧誘するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任において行ってください。
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