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今週の経済指標カレンダー|11月17日(月)〜11月22日(土)【日本時間】
今週は、日本のGDP速報値や欧米のCPI・PMIを中心に、景気・インフレ動向を測る上で重要な指標が相次ぎます。さらに、FOMCメンバー発言や金利関連イベントなど、金融政策の方向性を占ううえで無視できない材料も多く、各市場でポジション調整が入りやすい週となることが予想されます。
日本7-9月期GDPが6期ぶりマイナス成長へ—高市政権の積極財政と利上げシナリオを【徹底解説】
民間エコノミストの予測によれば、2025年7-9月期の実質GDPは前期比年率で2%台半ばのマイナスと見込まれ、6四半期ぶりに景気が縮小へ転じる公算が大きくなっています。その背景には、トランプ米政権による対日関税引き上げを中心とする輸出減速に影響される個人消費の弱さがあります。
JPXが暗号資産トレジャリー企業を規制検討—メタプラネットなどに波及
日本取引所グループ(JPX)が、いわゆる「暗号資産(仮想通貨)トレジャリー」事業を中核に据える上場企業への対応を見直そうとしています。ビットコインを大量に保有し、その値動きが株価や企業価値を大きく左右する新しいタイプの企業が、個人投資家に想定以上のリスクをもたらしているのではないか──そんな懸念が急速に強まっているためです。
今週の経済指標カレンダー|11/10(月)〜 16(土)【日本時間】
今週の市場は、日本の7〜9月期GDP速報を皮切りにスタートします。内需・外需・個人消費・設備投資など、日本経済の回復ペースを測る重要データが一気に並び、円相場にとって週前半の最初の注目材料となります。週央にかけては、英国の消費者物価指数(CPI)が発表され、英ポンド(GBP)が大きく動く可能性があるタイミングです。
米ハイテクと暗号資産に「投機疲れ」—AI熱の反動で一角に崩れ
米株式市場は「急落」ではないものの、7日(現地)終了週に投機の連鎖がほころび始めた。AIテーマに牽引されてきたハイテクは週次で4月以来の悪化。パランティアやオラクルなどの主力が崩れ、レバレッジETFやミーム株へ波及した。暗号資産ではビットコインが1カ月で約15%安、10万ドルを何度も割り込んで投資家心理を冷やしている。
マイケル・バーリ氏、エヌビディアとパランティアに弱気姿勢—「AIバブル」警鐘
2008年のリーマン・ショック前に住宅市場の崩壊を予見し、「世紀の空売り」で名を馳せたマイケル・バーリ氏が、再び市場に対して警鐘を鳴らしています。氏が率いるサイオン・アセット・マネジメントは、エヌビディア(NVIDIA)とパランティア(Palantir Technologies)株に対し、株価下落で利益を得るプットオプションを取得したことが明らかになりました。
今週の経済指標カレンダー|11/03〜11/08【日本時間】
今週は、米国のISM(製造業・非製造業)やJOLTS求人、ADP雇用統計が需要と労働市場の強弱を映し、ユーロ圏・英のPMI確報や要人発言が景気減速と金融政策の見通しを占います。さらに、BOE政策金利、RBA声明、中国の財新PMIと貿易統計、カナダ雇用統計などボラティリティ要因が並びます。
バークシャー第3四半期—現金3817億ドルで過去最高、営業益34%増
バークシャー・ハサウェイの2025年7-9月(第3四半期)は、現金3817億ドルと過去最高を更新。営業利益は前年同期比34%増の135億ドル。保険引受部門が自然災害の軽微化で好転し、一方で投資利益は短期金利低下で13%減。株式は純売り6.1億ドルで自社株買いは5四半期連続見送り。
RRPと流動性サイクルで読む株式市場|残高減少→上昇、次の転機は?
RRP(リバースレポ)はニューヨーク連銀が実施する短期オペで、FRBが保有証券を一時的に貸し出し、民間が現金をFRBへ預ける取引です。民間は翌日などに現金を受け取り、証券を返却します。RRPの活用は短期金利の下限を支えると同時に、市場から現金を吸収する(=流動性を引き締める)効果を持ちます。
日米造船協力が引き金に—出遅れ銘柄に眠る高成長の芽を狙え
27日午後、ドナルド・トランプ米大統領は東京に到着し、高市早苗新首相との会談を楽しみだと語るとともに、日米両国が“船舶建造能力の拡大”というテーマで共同協定をまとめる可能性に言及しました。実際に日本の造船産業、さらにはその周辺部材・部品供給チェーンに大きな波及効果をもたらす可能性を秘めています。








