お金持ちは「買い物」で資産を築く|エルメスに学ぶ、浪費を投資に変える究極のお金の使い方

あなたは買い物をするとき、レジで支払うお金を「失うもの」だと感じていますか?それとも「形を変えて手元に残るもの」だと感じていますか?
この感覚の違いこそが、将来お金持ちになれるか、それとも自転車操業のラットレースから抜け出せないかを分ける決定的な分岐点です。
先日、ある興味深い海外のドキュメンタリーを目にしました。そこには、元恋人から贈られたエルメスの超高級バッグ「バーキン」を手放そうとする女性たちの姿がありました。彼女たちは悲嘆に暮れていましたが、その手にあるバッグには、驚くべきことに購入時と同等、あるいはそれ以上のプライスタグが付いていたのです。
通常、私たちが店で買った商品は、店を出た瞬間に「中古品」となり、価値は半減します。しかし、世界には「買った瞬間に含み益が出る」という、資本主義のバグのような商品が存在します。
今回は、単なるファッションの話ではありません。エルメスのバッグという極端な事例を通して、資本主義社会で資産を築くための「お金の使い方の鉄則」について、MS FINANCIAL PRESS独自の視点で深掘りしていきます。
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- 1. 「消費」と「資産」の境界線はどこにあるか
- 1.1. レシートは「引換券」か「権利書」か
- 2. なぜエルメスは「現金の代わり」になるのか
- 2.1. 「買えない」ことが価値を生む
- 2.1.1. Point!
- 2.1.2. 【AD】あなたのクローゼットにも「埋蔵金」がありませんか?
- 3. 現代における「賢い買い物」の定義
- 3.1. 出口(イグジット)戦略のない買い物はただの浪費
- 4. リスクを直視する:強気相場の甘い罠
- 4.1. あなたのお金を「育てる場所」へ移動させよう
- 4.1.1. モノへの投資よりも確実な「王道の資産形成」
- 5. 【Check Point!】買い物を「資産運用のトレーニング」にする
「消費」と「資産」の境界線はどこにあるか
多くの人は、お金を使う行為をひとくくりに「支出」と捉えています。家計簿をつける際も、食費、被服費、娯楽費……と分類するでしょう。しかし、お金持ちの頭の中にある分類はもっとシンプルです。
それは、「ゴミになるもの(消費)」か「金になるもの(資産)」か、という二択です。
レシートは「引換券」か「権利書」か
例えば、最新のスマートフォンを15万円で買ったとします。2年後、その価値はいくらになっているでしょうか?おそらく数万円、あるいは下取り価格程度でしょう。これは典型的な「消費」であり、使用料を払っているに過ぎません。
一方、資産運用会社Luxusが運用するヘッジファンドは、エルメスのバッグを投資対象としています。彼らにとってのバッグは、着飾るための道具ではなく、ワインや金(ゴールド)と同じ「価値保存の手段」なのです。
彼らが購入したバッグは、時間が経っても価値が腐りません。むしろ、希少性が高まることで価値が熟成されていきます。この場合、支払ったお金のレシートは、単なる購買証明ではなく、将来のキャッシュフローを生む「権利書」のような意味を持ちます。
お金持ちになるための第一歩は、財布の紐を緩めるその瞬間に、「これは将来、誰かが私から買い取ってくれるものか?」と自問する癖をつけることから始まります。
なぜエルメスは「現金の代わり」になるのか
なぜ、たかが革のバッグが、場合によっては株式以上のリターンを生むのでしょうか? ここに経済の本質が隠されています。
それは「圧倒的な参入障壁」と「流動性」です。
参考にした情報によると、エルメスのバーキンを正規店(一次市場)で購入するのは至難の業です。単にお金を持っているだけでは売ってもらえません。販売員との長い付き合い、過去の購入履歴、そして運が必要です。つまり、正規店で買える権利そのものに、莫大なプレミアムがついているのです。
「買えない」ことが価値を生む
二次市場(リセール市場)で定価以上の価格がつくのは、この「購入の難易度」をお金で解決したい人が世界中に溢れているからです。
Point!
- 希少性:欲しい人が多いのに、供給が絞られている。
- ブランド力:100年後も価値が続くと信じられている。
- グローバル通貨:東京で買ったバーキンは、ニューヨークでもドバイでも高く売れる。
これは金融商品における「信用」と同じ構造です。紙幣がただの紙切れではなく価値を持つのと同じように、特定の高級品は、世界中の富裕層の間で通用する「実物通貨」としての地位を確立しています。
お金持ちは、インフレで価値が目減りしていく「現金(預金)」で持ち続けることを嫌います。だからこそ、価値が保存され、あわよくば値上がり益(キャピタルゲイン)が狙える「資産性のあるモノ」へとお金を逃避させるのです。
【AD】あなたのクローゼットにも「埋蔵金」がありませんか?
「資産性のあるもの」を買うための資金は、まず手元の不用品を整理することから生まれます。使わなくなったブランド品、時計、宝石……それらは今、あなたが思っている以上の高値で取引されているかもしれません。
眠らせているだけのモノは、場所代というコストを払う「負債」です。今すぐ現金化して、生きたお金に変えましょう。
現代における「賢い買い物」の定義
もちろん、私たち全員が明日からエルメスのバッグを転売すべきだと言っているわけではありません。重要なのは、その背後にある「投資家としての視点」を日常に取り入れることです。
高級品の二次流通市場は2,000億ドル規模にまで膨れ上がり、テクノロジーによって価格の透明性が増しました。これは、「あらゆるモノが金融商品化している」ことを意味します。
出口(イグジット)戦略のない買い物はただの浪費
ビジネスの世界では、投資をする際に必ず「出口戦略(どうやって利益を確定して撤退するか)」を考えます。これを個人の買い物にも適用するのです。 悪い買い物の例 「流行っているから」「ストレス発散のために」と、リセールバリューがゼロに近いファストファッションや雑貨を大量に買う。これらは買った瞬間にゴミへのカウントダウンが始まります。 良い買い物の例 「30万円するが、人気モデルで需要が高く、3年使っても20万円で売れる見込みがある」PCや時計、あるいは家具を選ぶ。実質的なコストは10万円で済み、所有欲も満たされ、資産価値の一部を手元に残せます。
「安物買いの銭失い」という言葉がありますが、現代版にアップデートするなら「リセールバリュー無視の資産失い」と言えるでしょう。高くても売れるモノを買うほうが、トータルの収支では豊かになれるのです。
リスクを直視する:強気相場の甘い罠
ただし、注意点があります。ここ数年の高級時計やバッグの高騰は、世界的なカネ余りと株高による「資産効果」が生み出したバブルの側面があることは否定できません。
「バッグは株より安全な資産だ」と過信するのは危険です。株式市場には配当がありますが、バッグは持っているだけでは一銭も生み出しません。むしろ保管コストがかかり、カビが生えれば価値はゼロになります。
また、ファッションのトレンドは気まぐれです。昨年まで血眼になって探されていたモデルが、今年は「時代遅れ」の烙印を押されることもあります。流動性が高いとはいえ、クリック一つで売却できる株式に比べれば、現金化には手間と時間がかかります。
リセッション(景気後退)が来れば、人々はまず嗜好品から手を引きます。その時、あなたのクローゼットにある「資産」は、誰も買ってくれない単なる「在庫」に変わるリスクがあるのです。
だからこそ、「楽しむための消費」と「増やすための投資」を明確に区別し、ポートフォリオのバランスを保つことが重要です。
あなたのお金を「育てる場所」へ移動させよう
本質的なメッセージは一つです。「お金を払う対象を厳選せよ」ということです。
それがエルメスのバッグであれ、高配当株であれ、不動産であれ、あるいはあなた自身のスキルアップ(人的資本への投資)であれ、共通しているのは「将来の価値にお金を払っている」という点です。
もし今、手元に余剰資金があるのなら、それを一時の快楽のために溶かすのではなく、長く価値を保ち、あわよくば増えて戻ってくる場所に置いてあげてください。
モノへの投資よりも確実な「王道の資産形成」
高級品の目利きには高度な知識とセンスが必要ですが、株式投資における「インデックス投資」なら、誰でも市場平均のリターンを享受できます。
新NISAを活用し、税金を払わずに資産を雪だるま式に増やしていく。これこそが、資本主義社会における最強の攻略法です。まだ口座を持っていない方は、今日が資産家への第一歩を踏み出す日です。
【Check Point!】買い物を「資産運用のトレーニング」にする
お金持ちになるために、必ずしも明日からバーキンを買い漁る必要はありません。
しかし、スーパーで買い物をする時も、家電を選ぶ時も、家を選ぶ時も、常に「これは消費か? 資産か?」というフィルターを通して世界を見るようにしてください。
その視点の変化こそが、あなたの銀行口座の残高を劇的に変える最大の要因となるはずです。ソーシャルメディアのアルゴリズムに踊らされて浪費する側から、アルゴリズムの先にある価値を見極めて資産を築く側へ。あなたはどちらを選びますか?
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