【テスラ総括】株価最高値更新の裏で迫る「販売不振」の危機|AI期待と実需の乖離を徹底解説

2025年の米国株式市場において、最も劇的なドラマを見せた銘柄の一つ。それが電気自動車(EV)最大手のテスラ(Tesla Inc.)でした。
年末にかけて株価はうなぎ登りに上昇し、投資家のポートフォリオを潤した一方で、自動車メーカーとしての「本業」である販売台数には、かつてないほどの暗雲が垂れ込めています。
「株価は最高値なのに、車が売れていない?」
この不可解な現象は、一体何を意味するのでしょうか。本記事では、2025年のテスラの動きを詳細に振り返りつつ、イーロン・マスクCEOが描くAI戦略の光と影、そして中国勢(BYD、Xiaomi)との激化するシェア争いについて、どこよりも詳しく解説します。
2026年、テスラ株は「買い」なのか、それとも「売り」なのか。ウォール街の最新予測データと共に紐解いていきます。
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- 1. AIとロボティクス期待が生んだ「株価バブル」の正体
- 1.1. イーロン・マスクの「自動車会社」からの脱却宣言
- 1.1.1. Point!
- 1.2. 時価総額143兆円増のインパクト
- 1.2.1. AD|テスラ株の変動をチャンスに変えるなら
- 1.2.2. お勧め証券会社
- 2. 数字は嘘をつかない|深刻化する「実需の冷え込み」
- 2.1. 2025年第4四半期(10-12月)の衝撃的な予測
- 2.2. なぜ売れなくなったのか? 3つの主要因
- 3. 「テスラ一強」の終焉?—BYDとXiaomiの猛追
- 3.1. BYD:5四半期連続でテスラ超えへ
- 3.1.1. Point!
- 3.2. Xiaomi(シャオミ):スマホ感覚のEVで若者を掌握
- 3.2.1. 📈 2026年、相場の波に飲まれない「投資脳」を鍛える
- 4. 【Check Point!】投資家と消費者が今見るべきポイント
- 4.1.1. 本記事のPoint!
AIとロボティクス期待が生んだ「株価バブル」の正体
2025年のテスラを象徴するのは、実需とかけ離れた株価のパフォーマンスです。一時は低迷していた株価が、なぜ2025年下半期に急騰し、12月16日には過去最高値を更新するに至ったのでしょうか。
イーロン・マスクの「自動車会社」からの脱却宣言
最大の要因は、市場がテスラを「単なるEVメーカー」ではなく、「AI・ロボティクス企業」として再評価したことにあります。2025年、イーロン・マスク氏は一貫して以下の分野への進展を強調しました。
Point!
- 完全自動運転(FSD)の進化:ニューラルネットワークによる学習速度の加速。
- ヒューマノイドロボット「Optimus」:工場内での実稼働開始と外販への期待。
- ロボタクシーの始動:6月に開始された無人タクシーサービスの実証実験。
特に6月にスタートした「ロボタクシー」サービスは、物理的な移動手段の革命として投資家の想像力を刺激しました。安全面での課題指摘や規制当局との摩擦があったにもかかわらず、市場は「将来の収益源はハードウェア(車)ではなく、ソフトウェア(自動運転プラットフォーム)にある」というマスク氏のストーリーを全面的に買い越したのです。
時価総額143兆円増のインパクト
この期待感により、テスラの時価総額はわずか約8ヶ月の間で9,150億ドル(約143兆円)以上も増加しました。これは、トヨタ自動車やドイツの主要メーカー数社分を合わせた価値が、短期間で上乗せされたことを意味します。
しかし、CFRAリサーチの株式アナリスト、ギャレット・ネルソン氏が指摘するように、「投資家は5年後、10年後の夢に投資しており、足元の現実を軽視している」可能性があります。その「足元の現実」こそが、深刻な販売不振です。
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数字は嘘をつかない|深刻化する「実需の冷え込み」
株価の熱狂とは裏腹に、テスラの屋台骨である自動車販売事業は、2025年を通じて苦戦を強いられました。ブルームバーグの集計データおよびテスラ自身の発表に基づく数値は、明らかに成長の鈍化を示しています。
2025年第4四半期(10-12月)の衝撃的な予測
1月2日に発表予定の納車台数データについて、市場コンセンサスは厳しい見方を示しています。
| 項目 | 予測数値 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| ブルームバーグ集計 | 約44万900台 | -11% |
| アナリスト予測(公式掲載) | 42万2,850台 | -15% |
第3四半期(7-9月)には過去最高の販売台数を記録したものの、直近6ヶ月のスパンで見れば前年割れとなる可能性が濃厚です。特に年末商戦を含む第4四半期で2桁のマイナス成長が予測されている事実は、需要の構造的な変化を示唆しています。
なぜ売れなくなったのか? 3つの主要因
- モデルサイクルの高齢化:主力の「モデルY」や「モデル3」は依然として魅力的ですが、市場には目新しさが欠けています。世界的な工場改修による「モデルY」新型車生産の遅れも響きました。
- EV優遇措置の終了:マスク氏自身が認める通り、米国におけるEV購入補助金や優遇税制の終了が、消費者の購入意欲を冷やしています。
- ブランドイメージの毀損:2025年初頭、マスク氏の国際政治への関与に対する抗議行動が欧米で発生。これが一部の顧客層(特に環境意識の高い層)のテスラ離れを招きました。
テスラ納車台数見通し

「テスラ一強」の終焉?—BYDとXiaomiの猛追
テスラが足踏みをしている間に、中国市場を中心とした競合他社は驚異的なスピードでシェアを拡大しています。もはや「EVならテスラ」という常識は、2025年において過去のものとなりつつあります。
BYD:5四半期連続でテスラ超えへ
中国のEV巨人、比亜迪(BYD)は、世界全体のEV販売台数において、5四半期連続でテスラを上回る公算が高まっています。BYDの強みは圧倒的なコストパフォーマンスと、バリエーションの豊富さです。
Point!
- 価格競争力:垂直統合されたサプライチェーンにより、テスラが追随できない低価格帯モデルを投入。
- 技術力:独自のブレードバッテリー技術による安全性と航続距離の両立。
Xiaomi(シャオミ):スマホ感覚のEVで若者を掌握
さらに脅威となっているのが、家電大手から参入したXiaomiです。彼らのEVは、運転支援機能やAIアシスタントを「標準装備」としており、ソフトウェア体験においてはテスラに肉薄、あるいは凌駕する評価を得ています。
中国市場において、テスラの先進性という優位性は、地場メーカーの高機能・低価格攻勢によって急速に薄れているのが現状です。
BYDのEV販売台数

📈 2026年、相場の波に飲まれない「投資脳」を鍛える
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【Check Point!】投資家と消費者が今見るべきポイント
2025年のテスラは、イーロン・マスク氏の手腕により、販売不振というネガティブな事実を、AIへの期待というポジティブな物語で覆い隠すことに成功しました。
本記事のPoint!
- 株価はAI・ロボタクシー期待で最高値更新(時価総額143兆円増)。
- 実需(納車台数)は第4四半期で前年比10%以上のマイナス予測。
- BYDやXiaomiなど中国勢が機能・価格面でテスラを凌駕しつつある。
- 2026年の販売予測は大幅に下方修正されており、決算次第で株価調整のリスクあり。
これからテスラ株への投資を検討する方は、「自動車メーカーとしての減速」と「AI企業としての将来性」のどちらに重きを置くか、明確なスタンスが必要です。また、EV購入を検討中の方は、2026年に投入されるであろう新型モデルや、競合他社の動向を注視することをお勧めします。
市場は常に変化します。最新のニュースとデータを武器に、賢明な判断を下してください。
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