
【徹底解説】デフォルト(債務不履行)とは?|投資家が知るべき意味と保有資産への影響・回避策
『債務不履行』—金融用語辞典—
「新興国がデフォルトの危機」「大手不動産会社が債務不履行」
経済ニュースを見ていると、このような見出しを目にすることが増えてきました。言葉の響きから「何か悪いことが起きている」とは感じても、具体的に以下の疑問に即答できる人は少ないのではないでしょうか。
Point!
- 「デフォルトすると、その国の経済はどうなるの?」
- 「私が持っている株や投資信託、債券の価値はゼロになるの?」
- 「事前に予兆を見抜く方法はあるの?」
金融の世界において、デフォルト(Default)は、投資家の資産を一瞬で無価値にしてしまう可能性のある最大級のリスクです。しかし、正しく仕組みを理解していれば、事前に回避したり、逆に暴落をチャンスに変えたりすることも可能です。
この記事では、MS FINANCIAL PRESSが「どこめよりも詳しく、分かりやすく」をテーマに、デフォルトの定義から種類、投資家への影響、そして資産を守るための具体的な対策までを徹底解説します。
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- 1. デフォルト—債務不履行とは何か?
- 1.1. デフォルトの3つのパターン
- 1.2. 「テクニカル・デフォルト」とは?
- 2. 「国のデフォルト」と「企業のデフォルト」の違い
- 2.1. 企業のデフォルト—社債の不履行
- 2.2. 国のデフォルト—ソブリン・デフォルト
- 3. 【重要】デフォルトすると保有資産はどうなる?
- 3.1. 1. 債券—国債・社債の場合
- 3.2. 2. 株式の場合
- 3.3. 3. 通貨(FX)の場合
- 4. デフォルトリスクから資産を守るための対策
- 4.1. 1. 格付け(レーティング)を確認する
- 4.2. 2. 分散投資を徹底する(国・資産クラス)
- 4.3. 資産防衛の第一歩は「コモディティ」への分散
- 4.4. 3. CFDで「売り」から入る(上級者向け)
- 4.5. 下落相場をチャンスに変えるなら
- 5. 【Check Point!】デフォルトは「予兆」がある
- 5.1.1. デフォルトの予兆例
- 5.1. \LINE限定情報をゲットしよう/
デフォルト—債務不履行とは何か?
デフォルト(Default)とは、日本語で「債務不履行(さいむふりこう)」と呼ばれます。一言で言えば、「借金の返済約束が守られなくなる状態」のことです。
国や企業は、資金を集めるために「債券(国債や社債)」を発行し、投資家からお金を借ります。その際、「いつまでに返します(償還日)」「定期的にお礼のお金を払います(利払い)」という約束を交わします。
この約束が破られ、元本の返済や利子の支払いが遅れたり、停止したりすることをデフォルトと言います。
デフォルトの3つのパターン
一口にデフォルトと言っても、状況によって以下の3つに分類されます。
1. 利払い遅延(履行遅滞): 決められた日までに利子が支払われない状態です。数日の遅れであれば解消されることもありますが、深刻な資金繰り悪化のサインです。
2. 元本一部カット・免除(不完全履行) :「借金を全額返すのは無理なので、半分だけにしてほしい」といったように、当初の条件を変更することです。投資家にとっては大きな損失となります。
3. 支払い不能(履行不能): 完全に資金が底をつき、返済が不可能になる状態です。いわゆる倒産や国家破綻に近い状態です。
「テクニカル・デフォルト」とは?
ニュースでよく聞く「テクニカル・デフォルト」とは、利払いはできているものの、財務制限条項(コベナンツ)に抵触した場合などを指します。
例えば、「自己資本比率を〇〇%以上に保つこと」という契約条件を守れなかった場合などです。金銭的な支払いは続いていても、契約違反として「デフォルト扱い」とされ、期限の利益(借金を期限まで返さなくて良い権利)を喪失し、一括返済を求められる引き金になることがあります。
「国のデフォルト」と「企業のデフォルト」の違い
デフォルトは発行体(お金を借りている側)によって、その影響範囲や結末が大きく異なります。
企業のデフォルト—社債の不履行
企業がデフォルトした場合、通常は「法的整理(倒産手続き)」へと進みます。
- 民事再生法・会社更生法:事業を継続しながら借金を減らし、再建を目指す。
- 破産:会社を解散し、残った資産を売り払って投資家に分配する。
いずれにせよ、投資家のお金が満額戻ってくる可能性は極めて低くなります。
国のデフォルト—ソブリン・デフォルト
国(政府)は企業と違い、裁判所によって解散させられることはありません。そのため、「一方的な返済停止宣言」や「借金の踏み倒し」が行われます。
過去には、アルゼンチン、ロシア、レバノン、スリランカなどがデフォルトを起こしています。国がデフォルトすると、その国の通貨価値は暴落(ハイパーインフレ)し、国民生活は困窮、輸入品が入ってこなくなるなど、経済全体が麻痺します。
【重要】デフォルトすると保有資産はどうなる?
ここが投資家にとって最も重要な部分です。もし、あなたが保有している資産の発行体がデフォルトした場合、具体的にどうなるのでしょうか。
1. 債券—国債・社債の場合
債券は「借用証書」そのものですので、最も直接的な被害を受けます。
- ヘアカット(元本削減):例えば「50%カット」となれば、100万円分の債券価値が50万円に切り下げられます。
- 償還期間の延長:「来年返す予定だったが、10年待ってくれ」と一方的に変更されます。
- 紙屑化:企業の破産などで残存資産がない場合、価値がゼロになることもあります。
2. 株式の場合
企業がデフォルト(倒産)した場合、株式の価値は原則として「ゼロ(紙屑)」になります。
会社を清算する際、残った資産はまず「債権者(銀行や社債権者)」への返済に充てられます。「株主」への分配は最後になるため、デフォルトするような企業に株主への配当資産が残っていることはほぼありません。
上場企業であれば「上場廃止」となり、市場で売買できなくなります(整理ポストに入った段階で株価は1円付近まで暴落します)。
3. 通貨(FX)の場合
ある国がデフォルトすると、その国の信用は地に落ち、通貨は売られまくります。
例えば、新興国通貨で高金利を狙う「スワップポイント投資」をしている場合、デフォルトが起きると為替差損が金利収入を遥かに上回り、強制ロスカットされるリスクが極めて高くなります。「金利が高い」ということは、それだけ「デフォルトのリスクが高い(リスクプレミアム)」ということを忘れてはいけません。
デフォルトリスクから資産を守るための対策
「明日、投資先がデフォルトするかもしれない」と常に怯える必要はありませんが、リスク管理は必須です。プロの投資家が行っている対策を紹介します。
1. 格付け(レーティング)を確認する
S&Pやムーディーズなどの格付け会社は、デフォルト確率を記号で表しています。
一般的に「BBB(トリプルビー)」以上が投資適格級、「BB(ダブルビー)」以下は投機的格付け(ジャンク債)とされます。
高利回りの債券や高配当株を見つけたときは、必ずこの「格付け」をチェックする癖をつけましょう。
2. 分散投資を徹底する(国・資産クラス)
「卵を一つのカゴに盛るな」の格言通り、特定の1社や1カ国に集中投資するのは危険です。
特に有効なのが「株式・債券とは異なる動きをする資産」を持つことです。その代表格が「金(ゴールド)」です。
金は「誰の借金でもない(発行体がいない)」ため、デフォルトリスクが存在しません。有事の際には「安全資産」として買われる傾向にあります。
資産防衛の第一歩は「コモディティ」への分散
世界的な金融不安やデフォルト連鎖に備えるなら、証券口座での「金(ゴールド)」や「銀・プラチナ」の積立が有効です。海外ネット証券なら手数料も安く、少額からリスクヘッジが可能!レバレッジは最大無制限!(※一部条件あり)
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3. CFDで「売り」から入る(上級者向け)
デフォルト懸念が高まると、株価や債券価格は下落します。CFD(差金決済取引)や信用取引を使えば、「下落局面でも利益を出す」ことが可能です。
リスクヘッジとして、保有現物の価格下落分を、CFDの「売り注文」の利益で相殺するという手法(つなぎ売り)も有効です。
下落相場をチャンスに変えるなら
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【Check Point!】デフォルトは「予兆」がある
デフォルトは突然起きるように見えて、実は多くの予兆があります。
デフォルトの予兆例
- CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の上昇: デフォルトに対する保険料が急騰していないか?
- 国債利回りの異常な上昇: お金を借りにくくなっていないか?
- 格付けの引き下げ: プロの評価が下がっていないか?
これらのシグナルを見逃さず、危険を感じたら素早く「逃げる(ポジションを解消する)」、あるいは「守る(金やヘッジ取引を入れる)」判断をすることが、あなたの資産を永続させる鍵となります。
MS FINANCIAL PRESSでは、こうした市場の危険シグナルや最新の金融情報を随時発信しています。正しい知識で武装し、荒れる相場を乗り越えていきましょう。
【出典・参考文献】
この記事は以下の信頼できる情報源に基づき作成されています。
・金融庁(FSA)
・日本銀行(BOJ)- 金融システムレポート
・日本取引所グループ(JPX) - 用語集
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資行動を勧誘するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。



